大動脈解離と生きて行く。

人生のターニングポイント

サイレントキラー

今週のお題「2018年上半期」今日は自分が物流業界に身を置き、自らトラックを運転中に大動脈解離になった事から「職業としてハンドルを握るプロドライバーさんの心臓のリスク」について、お話しします。

 

2016年 大阪・梅田の繁華街でクルマ暴走して11人が死傷した事故は運転していた50代のの男性は大動脈解離を発症していた。

また、2017年 兵庫・尼崎市でデイサービス施設の送迎用ワンボックスカーが暴走し4人が死傷した事故も、50代の男性は大動脈解離を事故前に発症し意識を失い病死していた。

 

大動脈解離は突然死に至るケースが多いと思います、昨今では芸能人の方も突然発症し死に至る報道も目にします。

突然死は悲劇ですが、突然死によって被害者と同時に加害者にもなってしまうのがドライバーという職業です。

大動脈解離の原因と一般的に言われるのが「高血圧」です、しかし見落としてはいけないのが現代は「ストレス」の方が原因として大きいと私は思います、また、最近はドライバー不足による高年齢化やインターネット通販などの影響により、荷主やお客様に求められる配達時間のプレッシャーや職業としてハンドルを握る緊張感など、目に見えにくい精神的な疲れも「サイレントキラー」として突然やって来て悲劇を招きます、次回は「なぜ、私は急性大動脈解離になったのか?」お話したいと思います。ただ退院する時、担当看護師さんからの最後の言葉「若い人で大動脈解離を発症する人は真面目な人が多い」と言っていました、真面目だから無理をして働いてしまうのが原因なのでしょう。なんかわかるような…。